こんな疑問にお答えします。
彼女に「生理こない」って言われたら、「もしかして妊娠!?」って思うからめっちゃ焦りますよね。
ただ、彼女に聞いたり少し勉強してみましたが、少なくとも妊娠確定ではないみたいです。
なので、この記事で「彼女の生理がこない原因」を3つと、「彼女の生理の時、もしくは生理がこない時に彼氏がやってあげられる2つのこと」を紹介・解説していきます。
まずは、生理について簡単に説明します。
生理とは?
生理は、妊娠に備えて成熟した子宮内膜が剥がれ落ちて体外に排出されるものです。女性の生理には25~38日の周期があり、女性ホルモンのエストロゲンとプロゲステロンの分泌によって調節されています。
ー elisクリニック『生理周期と心身のリズム』より引用
※25~38日というのは個人差があるため。
平均的に1ヵ月に1回のスパンで定期的に生理がきていれば正常で、生理の周期が早すぎたり遅すぎたり(生理がこない)するのは問題があります。
問題があると言っても、状況によって「問題ない場合」「病気などの可能性がある場合」があります。
生理の周期を図で解説
図は、生理が27日周期の女性のパターンです。ポイントを以下にまとめました。
- 生理初日~27日後に次の生理=27日周期
- 生理終了直後=妊娠しやすい・痩せやすい
- 次の生理前=妊娠しにくい・痩せにくい
生理中と生理前=女性はイライラしやすいので、彼女がイライラしにくいように気を遣ってあげましょう。
生理がこないってどうゆう意味?
「生理がこない」とは?
例えば、いつも約27日周期できていた生理が41日目になってもこない=「生理がこない」という状態です。
この場合、27日周期から数日であれば許容範囲ですが、40日(27日+13日)を越えた場合は「生理が遅れている」ということになります。これが60日を越えると病気の可能性もあるので、すぐ病院で受診した方が良いです。(詳しくは後で解説します)
ざっくり生理について解説したので、次に「生理がこない原因」について解説していきます。
彼女の生理がこない3つの原因
生理がこない時に考えられる原因は以下の3つ。
- 妊娠
- 生理不順
- 病的無月経
これらを個別に解説していきます。
妊娠
性行為時に避妊用具などで"避妊を行っていない場合"で、彼女の生理が予定通りに来ない時は「妊娠」の可能性があります。
※避妊用具を使用していても100%妊娠しないわけではありません。
生理の予定日から1週間を過ぎたタイミングで、市販の妊娠検査薬を使用して「陽性反応」が出れば病院で受診しましょう。
陽性反応がでなければ、「生理不順」などの可能性があります。
生理不順
性行為時にちゃんと避妊用具で避妊していたり、そもそも性行為自体していない場合は「生理不順」の可能性が高いです。
一般的に生理不順とは、28~35日の正常周期よりも生理周期が短かったり長かったりする場合や、周期の日数が毎月大きく変動することをいいます。
ー 『銀座毎日クリニック』より引用
生理不順は「ホルモンバランスの乱れ」によって起こるといわれており、疲労・ストレス・過度のダイエットなどの様々な理由が関係しています。
- しっかりと休んで疲労を回復させる
- 適度な運動などをしてストレスを発散する
- 過度なダイエットをやめ、体重を一定に保つ
- 低用量ピルを服用して生理周期を整える
つまり、心も体も健康になるための生活習慣の改善をしていきましょうって話です。
もっと詳しい改善策はこちらから。
また、低用量ピルの服用は副作用が出る可能性もあるので、最終手段としましょう。
ちなみにネットで販売されている低用量ピルは、ほとんどが個人輸入品でかなり危険なので、医師に診察 ➤ 処方をしてもらうのがベスト。
もし、上記改善策を実施して生理の周期60日経っても生理がこない場合は、「甲状腺の病気」または「婦人科系の病気」の可能性も考えられるので病院で受診しましょう。
ココに注意
病的無月経
病的無月経には、「原発性無月経」と「続発性無月経」があります。
原発性無月経は18歳を過ぎても初潮(生理)が来ないことです。
続発性無月経は生理が3カ月以上停止している状態を指し、よくある婦人科系の病気の1つです。
ー 『銀座毎日クリニック』より引用
「原発性無月経」に関しては、0.3~0.4%と非常にまれな病気。しかし、「続発性無月経」は珍しい病気ではありません。
「続発性無月経」は先ほどの生理不順が改善されることなく、放置されている状態で、実際に以下のような話も聞きます。
女性
仕事の繁忙期でかなり忙しくて2ヵ月以上生理不順が続いていて、気付いたら3ヶ月間生理が来ていなかったんです。
こういった場合、ストレスが原因のこともありますが、「子宮内膜症」や「卵巣機能不全」などの病気の可能性も十分あるため、即座に婦人科で受診すべきです。
彼女の生理の時、もしくは生理がこない時に彼氏がやってあげられる2つのこと
彼女の生理がこない時に彼氏がやってあげられることは以下の2つです。
- 生理について知り、理解してあげる
- 彼女のことを身体的にも精神的にもサポート
これらを個別で解説していきます。
生理について知り、理解してあげる
本記事で生理のことについて解説しているので、まずは全部読んでしっかり理解しましょう。
そして、生理中や生理前は「ニキビができやすい」「むくみやすい」などもあって凄くイライラしやすいので、「彼女がほぼ毎月迎える生理ってめちゃくちゃ大変なんだなぁ。」と、彼女の目線になって気持ちを理解してあげましょう。
彼女のことを身体的にも精神的にもサポート
生理中は下腹部の痛みや貧血を伴うことが多いため、体を温めてあげたり、お腹をさすってあげたり、鉄分の多い食事を一緒に摂取したりといった感じで身体的なサポートをしてあげましょう。
また、イライラしやすかったり、ネガティブになりやすかったりするので、彼女に少し理不尽なことを言われてもごめんねと謝ったり、しっかり褒めてポジティブな言葉をかけてあげたり、といった精神的なサポートも大切です。
彼女の生理がこない3つの原因のまとめ
この記事のまとめです。
- 避妊していない=妊娠している可能性大。生理予定日~1週間過ぎたあたりに妊娠検査薬で確認 ➤ 「陽性」➤ 病院で受診
- 生理不順=「疲れ」「ストレス」などが原因で40日経過しても生理が来ていない状態 ➤ 60日(+20日)経過 ➤ 病院で受診
- 病的無月経=過去に生理を経験済みの18歳以上が、3ヶ月生理が来ていない状態 ➤ 病気の可能性もあるので即座に病院で受診
つまり、妊娠検査薬の陽性反応が無ければ「生理不順」の可能性大。
ココに注意
生理不順が3ヶ月続いていれば「原発性無月経」もしくは「続発性無月経」で、「子宮内膜症」や「卵巣機能不全」などの病気の可能性もあります。
なので、「生理がこない状態」が60日間続いた時点で病院で受診しましょう。
また、"生理がこない"という状況にならないために重要なのは「妊娠を希望しない場合の避妊」「総合的にバランスの取れた生活」「違和感を感じたら病院で受診」の3つです。